2019年6月24日月曜日

石川啄木の短歌を思い出す

お久しぶりです、ごま子です。
6月12日、母親が白線ヘルニアの手術をしました。
半年くらい前に、背中をまっすぐに出来ない、歩きづらいというので、香川の病院で脳神経外科を受診し、CTを撮りましたが、蓄膿症が見つかったくらいで、脳は綺麗なので、その時は、娘のリハビリで背中も伸び、マシになったので様子を見る事になりました。
その後、いつもの病院で胃が気持ち悪いというのでポリープを取り除きましたが、すっきりせず、みぞおちにしこりがあり、出てきたり、引っ込んだりするなどというので、驚き、別の病院で見てもらい、白線ヘルニアと診断され、手術する事になりました。
筋肉に隙間が出来、そこから臓器が出てくるので、出ないようにする手術です。
http://www.murayama-hosp.jp/topics/20161204.html
先生は簡単な手術なので、調子がよければ翌日でも退院できるし、大丈夫との事でしたが、全身麻酔という事で、73才ともなり高齢でもあるので、心配でした。
子供が手術した時も、77才の父が運転し二人で遠く島根まで車で4、5時間をかけ、かけつけてくれ、私が仕事で休みづらいのもあり、何度も代わりに行ってくれました。
そんな親なので、年老いた事を感じさせませんでしたが、麻酔で眠っている母の顔を見ていると私が子供のころに亡くなった祖母とよく似ていて、こんなに年老いてしまっていたのだと悲しくなり、ふと石川啄木の短歌『戯れに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩歩まず』を思い出してしまいました。
当たり前にあるものと思っていたものが、永遠ではないよな…と気づかされてしまい、今まで大きな病気にもならず頑張ってくれたおかげで、私は子育てをし、仕事も続け自分たちの生活を無事送れてこれたのだと、感謝し、涙が出そうでした。
目を開けて、何事もなかったように、それでもすぐに仕事を休んできている私の方を見て、『忙しいのに、迷惑かけて』と心配をしてくる姿を見て、親の愛情の深さに感動しました。
お昼も過ぎ、昼食がまだだと知ると、早く食べてきたらええよ、大丈夫だからとまでいう。
まだHCUでいるのに、こんな時くらい自分の事だけ考えればよいのに…と思いながら、しばらく座ったまま動けませんでした。
今は無事退院し、体も楽になってきたようなので、少しほっとしましたが、これからも長生きしてほしいなぁと願っています。

ごま子も年をとりました、すごくそう思いました(T_T)






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